佐世保市 権常寺町からお越しのペコちゃん。他の動物病院にて一年以上前から皮膚の治療をしているが、治らないとのことで当動物病院に来院されました。
来院時、ペコちゃんは全身が真っ赤でとても痒そうでしたが、何よりも触診によりお腹の中に大きなシコリがあることがわかりました。
詳しく検査を行ったところ、肝臓に非常に大きな腫瘤(ソフトボール大)が見つかりました。しかし、当時のペコちゃんの皮膚の状態は悪く、手術をしても、縫った部位の傷口が開いてしまう可能性が考えられました。そのため、当院で2週間特殊な皮膚の治療を行った後、肝臓腫瘤の摘出手術を行いました。
平戸市にお住いの福太郎くん。
耳の中に腫瘤ができ、すでに発見した時には進行しており、かかりつけの動物病院さんでは手術が出来ないと言われていました。そんな中、他院さんから、三根獣医科医院さんなら手術が出来るかもしれないと紹介して頂き、平戸市の遠方より来院されました。
福太郎くんの耳の穴は腫瘤で塞がれており、またその腫瘤が耳道を突き破り後頭部の方まで浸潤している状態でした。まずは腫瘤が何なのかの診断ため生検を実施しました。
検査結果は、扁平上皮癌という浸潤性の強い悪性の癌でした。
佐世保市にお住いのベルちゃん。
以前の健康診断の際に見つかっていた胆嚢の病気がさらに悪化し、胆嚢粘液種という状態になりかかっていました。現時点では症状はなかったのですが、まだ若いこともあり今後症状がでる可能性が高いと思われたため、飼い主様との相談の結果、胆嚢の摘出術を実施させて頂きました。
飼い主様からは術前の説明も分かりやすく、納得できてお預けすることが出来ました。入院は最短で自宅に帰してくださり家族も愛犬も寂しい思いをせずに済みました。入院中の手厚い看護があってのことだと思います。ありがとうございました。との声を頂いております。
今回のように胆嚢の病気は見た目では分からず、エコー検査で発見することができます。ベルちゃんのように定期的な検査を行っていると病気の早期発見ができます。みなさんも、定期的な健康診断を考えてみられてはどうですか?
胆嚢の病気については詳細ページにて。
西海市にお住いのケンくん。
前脚の付け根を痒がると来院されました。痒がってる部位には大きなシコリがあり検査の結果、進行の早い肥満細胞腫という癌でした。
肥満細胞腫は癌の中でも悪い経過をたどるものの一つです。
今回、ケンくんに出来たものは肥満細胞腫の中でも進行が速く、悪性度がとても高いタイプでした。
この癌は、外科手術で取りきるためには非常に広範囲の手術が必要になります。また、悪性度が高いため転移や再発もしやすいという怖いタイプの癌です。
波佐見市にお住いのウィリーくん。
お尻が腫れているとのことで来院されました。よく話を聞いてみると1か月くらい前からうんちの出が悪いみたいです。
検査の結果、会陰ヘルニアという状態になっており、手術の必要がありました。
※休診:土曜日・日曜日・祝日