佐世保にお住いのマールさん、なんと20歳のおじいちゃんです。 一か月ぐらい前から食欲が徐々に落ちて、弱ってきているとのことで来院されました。お腹を触ったところ大きなシコリが見つかり詳しく検査をさせてもらった結果、リンパ腫という血液のガンであることが分かりました。
リンパ腫とは血液細胞の中の免疫力を担っているリンパ球が腫瘍化した病気であり、犬猫共に多いガンの1つです。今回マールさんが罹患してしまったガンは進行が早いタイプのリンパ腫で早急な治療が必要になります。治療には抗がん剤が必要で、高齢でかつ体調が悪いマールさんにとってリスクを伴うものでした。その旨をお父さん、お母さんにお話ししたところ可能性に賭けたい!との事で治療をご希望されたため、その日から入院下でしっかりと管理させて頂きながら治療を行いました。その甲斐あって徐々に元気を取り戻し、今では嫌なことをすると怒るようにまで回復しました。この病気は調子が良くなっても暫くは抗がん剤を続ける必要があるため、まだまだ大変な事は多いと思いますが、これからも力を合わせて頑張っていきましょう!もうダメかと思ったけど、ここまで回復してくれて嬉しいと喜びの声を頂きました。
※休診:土曜日・日曜日・祝日