仔犬、子猫を迎えたら・・・②
犬とは違い偶然の出会いによって子猫を保護することがあるかも知れません。
そんな時、どうしたら良いか、相談の電話や診察へ来られる方もいらっしゃいます。
今回は、子猫を保護したら・・・編
何に気を付け、何をしてあげたら良いのかをお話ししたいと思います。
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保護した猫ちゃんについて
◎子猫なのか?生後何ヶ月くらいなのか?
◎鳴く元気はあるのか?
◎ご飯を食べることができるのか?
◎カゼ症状、目ヤニ、鼻水、体にケガ、出血している所はないか?
◎下痢をしていないか?
この5点は重要なのでチェックしてあげた方が良いと思います。
※異常な様子がある場合は動物病院で診察を受けましょう。
子猫の成長について(生後どのくらいか?)
母親から生まれた子猫は片手にのるくらいの大きさで約100g前後の体重で生まれます。
眼は開いてなく、生後10日~2週間くらいで眼が開きます。眼は開いてからすぐしっかり見えている訳ではなく、日数をかけて徐々に見えるようになります。
生後1ヶ月を過ぎると手足もしっかり動かせ、視力もはっきりしてくるので、物を見て歩行できるようになりますが、まだよちよち歩きです。
生後2~3ヶ月になると活動も活発になり歯も生えてくるので、ミルクから柔らかいフード、子猫用のドライフードが食べれるようになります。
活動が活発になるのでこの時期に母猫とはぐれたりする事は多いようです。
毛並みもしっかりしてきて、両手で支えるくらいの大きさで、体重は1㎏ないくらいです。
保護した状況により、痩せていたり、衰弱している可能性もあります。
食べ物
子猫の成長をもとに、保護した猫が何を食べられるのか、与えてみて下さい。
ミルクが必要な生後1ヶ月未満くらいの子猫であれば2、3時間おきに少量ずつのミルクが必要です。市販の子猫用のミルクを哺乳瓶を使って与えます。
しばらくの間はかなりの注意が必要です。
体温保持も難しいので、湯たんぽなどを入れ、温かくしてあげて下さい。
ミルクを飲まない、元気がないなど急な体調の変化もあるので、様子がおかしいと思ったら病院へ連れてくることをおすすめします。
生後2ヵ月くらいになるとベビー用のキャットフードを食べれるようになります。柔らかいパウチ、缶詰などと混ぜたり、最初はお湯でふやかして与えると食べやすいようです。味に慣れると、ドライのまま食べれるようになります。
成長期には、月齢に合った高栄養のミルク、フードをしっかり与える事が大事です。
1日4~5回、少量ずつを回数多く与えて下さい。
水は自由にいつでも飲めるよう、場所を決めて置いてあげましょう。
次回は予防や検査についてお話ししたいと思います。(^^)/
以上、看護師の入江でした!
※休診:土曜日・日曜日・祝日